小暮和代の写真集 墓場シリーズ

「猫蹴り」

Photography by KOGURE, Kazuyo

世田谷区、豪徳寺の墓場にて。豪徳寺に、妙な猫がいた。 猫と言えば、墓場と並んで小暮の大好物の題材。いつもは、すぐ逃げる猫を追い掛け回す羽目になる。ところが、こいつは写真を撮っているだけで、 石畳に背中を擦り付けて興奮してくるのだ。痩せて毛並みもよくないので、かわいがられているようには見受けられないのだが…

そうして、こちらが手を出そうとする前に、擦り寄ってくる。あまりにしつこく甘えたがるので、このような状況とあいなった。 足フェチ猫か!?

撮影者の一言: 「おっと!本気、じゃないよね」


猫が驚くと、尻尾が膨れて、狸尻尾になりますが、それもたいてい一瞬遅れてぶわっと膨らむんですよね。 それが、なかなかに可笑しい。さらにひどく驚くと、背中の毛も立って、プロントザウルス状態になります。

この写真では、わずかに先っぽのほうが太めになっています。もともと、先が太い猫なのか、蹴られて (注:実際に蹴りが当たった訳ではありません。虐待は、していませんよ〜)この後ぶわっと来たのでしょうか?今度うちの猫で、先のほうから太くなるかどうか、じっくり観察してみましょう。

写真:小暮和代
コメント&足:奥村薫
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