小暮和代の写真集 墓場の猫シリーズ

「傷だらけの猫が寒空に凍っておりました」

Photography by KOGURE, Kazuyo

谷中墓地にて。墓地と同様に小暮をかき立てる素材は猫。それも、かわいくない猫の方がよいらしい。谷中墓地には、猫がいっぱいいたと言う話を聞きつけて、小暮&奥村は嬉々として赴いたのだが…出会ったのはわずかに3匹。この猫は老いさらばえて、動くのも大儀そうにしていた。と言うわけで、格好の写真の餌食となった。

撮影者の一言: 「この界隈で猫激減のウワサ。毛並みのイイのは皆、シャミセンになったのか!? 」


3作目であります。前2作とはかなり画質が異なっておりますが、小暮はこんな写真も撮ります。かたっぽ、みみずく耳になっているのが、またいいですねえ。座禅猫のとっても寒い一日です。

猫はたいそうな寒がりというのが定説ですが、どうやら猫の種類によるのではないか、とも思い始めている今日この頃です。アメリカに来てからもらった我が家の猫は、寒がりもしないし、一番暖かいところに行くという習性がないのです。こいつの表の毛を掻き分けると、二重被毛になっていて、短めの灰色でやわらかい毛がびっしり生えています。寒冷地仕様の猫かもしれません。 この写真の猫にも分けてやりたいものです。また、こちらの人間も同様に寒さに強い!この時期に半袖をよく見かけるのです。 オープンカーもまだいて、見ているほうが寒い気がします(ロシアの人たちほどではないかも知れませんけれどね)

ちなみに小暮はついに雇われ撮影者の契約が切れました。確か、今日あたりで職無しだなあ、と思っていたときに飛び込んできた彼女のメールは、なんと「ばんざい!」。おやまあ、かなりふっきれたようですね。本人は、「これで、たまっていたプリントをやる時間が出来るさ。作品創りを中心から外さないようにいくよ」と言っております…

写真:小暮和代
コメント:奥村薫
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