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小暮和代の写真集 花シリーズ
「まどべ」 Photography by KOGURE, Kazuyo 狭いアパートにも夕方の日差しが暖かい舌を伸ばしてくることがあります。一瞬の、猫のしあわせ。充足した世界。これは、もう、「神田川」の世界です(って、若い方々には通じないかなあ)。 撮影者の一言: 「 神田川…しってるさ。てぬぐいが赤くって、マフラーにしちゃう話だな。それで、彼氏は何故か、似顔絵かくのにクレパスを使って、しかも彼女が『ちっとも似てない。』というんだ。いかも下宿は三畳なんだな。家賃って、いくらなんだろう?」 小暮の作品には、どれもノルタルジアがついてまわっている気がします。この光がいいですねえ。これは確か小暮と奥村が知り合ってまもないころの写真です。ですから、まだ墓場で盛り上がるまではいっていないという…とはいえ、このアパートのすぐ近くが墓場で、そのころから、小暮の墓場への傾倒が深まったのかもしれません。 でも、服とか髪とか、洗練されていない!それが、ある意味であの時期らしさにつながっているのですが。さすがに、まさか、本当にあの時期の写真というわけではありませんので、念のため。とはいえ、神田川ではありませんが「若かった、あの頃…」なんて気も致します。 写真:小暮和代 p.s. 万一、前回お話した奥村のニューオーリンズ、墓場と黒猫の素人写真を見てみたい方はこちらへ… |