小暮和代の写真集 ぐれいぶやーど・シリーズ

「はつぼん」

Photography by KOGURE, Kazuyo

世田谷区宮坂の小さな墓地にて。8月の墓地にてひとり、微笑んでいる女。死んだのは、夫か赤子かそれとも知られてはならぬ不倫の相手か?墓場に来て木の葉を愛でるその心境やいかに。それともこれは死んだ当人の幽霊か?狂気に近いこの晴れやかな表情。

撮影者の一言: 「一体、何にんまりしているんだぁ? もう、これだから。…これ、だよね!これ」


狂女物ですねえ。紙一重です。奥村は、このイメージ、大好きです。 このタイトルに辿りついたときには、ぞくっとしましたもん。小暮はのけぞっておりました。

舞踏家の大野一雄の狂女なんか、最高に素晴らしいです。彼が老女を演じるとき、その手の皺までもが、いとおしく感じられます。90歳を越しても、踊り続ける大野一雄の舞踏を、ああ、また見たい。

小暮和代8回シリーズも今回で最後となります。Fantastic Cameraさまのご好意に感謝するとともに、お手紙をいただいた方々にも小暮&奥村は感謝感激でありました。まだ、ご紹介しきれていない作品たちもいますので、また何かの機会にお会いすることがあるかもしれません。どうぞ、よろしくお願いいたします。

小暮:「 みなさんのメール、とっても嬉しかったです。みんなが誉めてくれるもんだから、しょっちゅう木に登ってました。すいませんね、動物占い、サルなもんで。ちなみに、お仕事も募集中。よろしく〜。」

写真:小暮和代
コメント&被写体:奥村薫
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